外壁のツートンはどうしたらおしゃれに見える?失敗しないためのポイントを紹介

ツートンの外壁

 

ツートンカラーは、外壁塗装で特に人気の高いデザインです。自分の個性を表現しやすい特徴がありますが、色の組み合わせによっては奇抜に見えてしまうケースもあるため注意が必要です。今回は、ツートンカラーをおしゃれに見せる方法や失敗しないためのポイントを紹介しますので、お困りの方はぜひ参考にしてください。

ツートンカラーの外壁のメリットとは?

ツートンカラーは、近年の外壁塗装の中でも人気の高いデザインです。それは、主に以下のようなメリットがあるからと考えられます。

 

  •  個性が表現できる
  •  家を広く見せられる
  •  上質感や高級感が出る

 

ツートンカラーは単色に比べ、色の組み合わせやアクセントカラーなど個性を表現する選択肢がより多くなります。また、ツートンカラーにはメリハリや立体感を持たせる効果があり、家が広く見えます。さらに、配色により上質感や高級感が出るのもメリットです。

色分けのパターン4つ

ツートンの中でも、色分けのパターンにより仕上がりの印象が変わります。色分けのパターンはいくつかあるので、代表的なものを押さえておくと良いでしょう。

 

  •  階で分ける
  •  縦に分ける
  •  凹凸部分で分ける
  •  ワンポイント使いをする

 

階で分ける

特にポピュラーな色分けが、階で上下に分けるツートンです。全体のバランスが取りやすく、2色を同比率で楽しむことができます。タイルやレンガ柄と色の組み合わせにすると、洋風の落ち着いた家に仕上がります。

縦に分ける

縦のラインで区切り色分けすると、スタイリッシュな印象になります。区切りの比率の差を大きくし、狭い方にアクセントカラーを選ぶとよりおしゃれに仕上がるのがポイントで、特にモダンデザインの家に良く似合う色分けといわれています。

凹凸部分で分ける

ベランダや玄関周りなど、凹凸部分の色を変えるツートンもよく見られます。家のデザインに沿った色分けをするので、立体感が増しおしゃれに仕上がります。同系色の濃淡の違う色を組み合わせるのも、このパターンで人気の配色です。

ワンポイント使いをする

玄関部分や2階窓部分など、アクセントカラーをワンポイント使いするパターンもおすすめです。個性的な色を選んでも悪目立ちせず、さりげないおしゃれができます。個性的かつさわやかなイメージに仕上げられるため、派手な色が好きな人にもおすすめです。

外壁のツートンで失敗しないためのポイント

おしゃれに見えるツートンは、配色によっては馴染みが悪かったり、奇抜に見えてしまったりする可能性があります。外壁のツートンで失敗しないために、以下に挙げる4つのポイントを押さえておきましょう。

 

  •  同系色でまとめる
  •  セパレーションカラーを使う
  •  比率に注意する
  •  景観との調和にも注意する

 

同系色でまとめる

色選びで悩んだときは、同系色でまとめると失敗が少なくなります。同系色は、美術の授業でよく出る「色相環」を確認するとわかりやすいです。

色相環で近くにある色は、組み合わせたときに違和感がなく馴染みやすいです。一方、色相環の対極的な位置にある色同士の組み合わせは奇抜に見えるおそれがあります。同系色の組み合わせで人気が高いのは以下の3つなので、色選びの際の参考にしてみてください。

 

  •  ホワイト&ベージュ
  •  ベージュ&ブラウン
  •  ホワイト&グレー

 

セパレーションカラーを使う

同系色の組み合わせは馴染みやすいですが、色によってはぼやけた印象になることもあります。その際、引き締めに使えるのがセパレーションカラーです。

セパレーションカラーは、2色の境目や窓サッシなどの部分に使います。白や黒を選ぶと、どの色にも馴染みやすいです。また、配色の対比が強すぎる場合など、全体に馴染ませる目的でセパレーションカラーを使うことも可能です。

比率に注意する

ツートンにおいて、色選びと同様に重要なのが比率です。ツートンカラーは、主に塗装の基準となる色である「ベースカラー」と、それを引き立てる「アソートカラー」の2つで成り立ちます。アソートカラーは、ベースカラーよりも鮮やかで明るい色を選ぶ場合が多く、この2色の比率が6:4〜7:3程度であればバランス良く見えるとされています。

景観との調和にも注意する

外壁の色を選ぶ際は、自宅だけを考えるのではなく、周囲の景観との調和も検討しましょう。周りの環境と合わない色を選ぶと、自分の家だけが悪目立ちしてしまうことになりかねません。

家の外から近隣の景観を実際に写真に撮り、どんな色が合うかを考えてみるのがおすすめです。イメージするのが難しい場合には、業者に相談してみると良いでしょう。

おしゃれに見える色の組み合わせ

ツートンの色の組み合わせには、さまざまなパターンがあります。ここからは、おしゃれに見えるおすすめのパターンを紹介していきますので、自分に合うものがないか確認してみてください。

 

  •  同系色
  •  白と彩色
  •  柄を取り入れる

 

同系色

比較的失敗しにくい組み合わせは、同系色同士です。先述した「色相環」で近くにある色を選ぶという方法以外に、以下のような選び方があります。

 

  •  暖色系・寒色系でまとめる
  •  明度だけが異なる同色を選ぶ
  •  彩度だけが異なる同色を選ぶ
  •  トーンが異なる同色系の色をチョイスする

 

同系色はまとまりが出やすく、より洗練された印象を与えるので、どんな組み合わせにすれば良いか迷ったときは同色系を選ぶのがベターです。

白と彩色

白は、基本的にどんな色でも合わせられる色です。鮮やかな色や濃い色など、好きな色が1色決まっている場合には、白と組み合わせると個性が出るうえにまとまりも良くなるでしょう。ただし、白は汚れやすいため、低汚染性塗料や艶有りの油性塗料を選ぶのがおすすめです。

柄を取り入れる

柄のある外壁材と組み合わせるパターンもおしゃれです。柄の例として、以下3つが挙げられます。

 

  •  タイル
  •  レンガ調
  •  木目調

 

柄はどんな色とも組み合わせやすく、また飽きにくいのもメリットです。カントリー調、洋風などのイメージの住宅にも良く似合うでしょう。

ツートンと単色では価格は違う?

外壁塗装をする際、気になることのひとつが費用です。「ツートンは単色の2倍費用がかかるのでは?」と思うかもしれませんが、「ツートンだから費用が高くなる」ということはありません。塗装の価格は、主に塗料の種類によって決まります。

ハイグレードな塗料を使えば、当然ながら費用は高額になります。また、施工が複雑になる場合にも割高になるでしょう。しかし、「ツートンのせいで極端に価格が上がる」ということはないため、どのデザインを選ぶのかは自分の好みを優先に考えて問題ないはずです。

外壁の色選びに失敗しないためのポイント

ツートンに限らず、外壁の色選びをする際は共通して気をつけるべき点があります。以下のポイントを押さえ、余計なトラブルを防ぎましょう。

 

  •  カラーシミュレーションを活用する
  •  面積効果や光による見え方に注意する
  •  ドアやサッシとの相性を考える
  •  技術の高い業者を選ぶ

 

カラーシミュレーションを活用する

外壁の色を選ぶときは、全体のバランスが非常に重要なので、カラーシミュレーションを活用して家全体をイメージしましょう。塗料メーカーや外壁材メーカーのホームページには、色や塗分けのパターンを試せるシミュレーションページが用意されています。気軽に試せるので、家族と意見を出し合いながらいろいろなパターンを考えてみましょう。

面積効果や光による見え方にも注意

カラーサンプルを確認する際は、実際に外壁に塗装したときとの見え方の違いに注意が必要です。同じ色でも大きさにより見え方が変わる、「面積効果」という現象があります。面積効果によって迷わないよう、小さなチップのカラーサンプルで大まかな色を決めた後は、A4サイズのサンプルで再度確認することをおすすめします。

また、蛍光灯の下と太陽光の下で見え方が変わるため、サンプルを屋外に持ち出して確認するのも良い方法です。外壁の一部に試し塗りしてもらうと、より実際の色が確認でき安心です。

ドアやサッシの色との相性も考える

外壁塗装とドア・サッシの塗装は、別個扱いされるのが一般的です。ドアやサッシは、塗装時には養生を行うため見えなくなります。そのため塗装が完成し、養生を外したとき「色が合わない」と気づいた場合、ドアやサッシの塗替えは別件で依頼する必要があるので注意が必要です。

技術の高い業者を選ぶ

どれだけおしゃれで高品質な塗料を選んでも、施工の技術が悪ければきれいな仕上がりにはなりません。施工の品質が悪いと、色むらや早期の剥がれなどの原因になります。外壁をきれいにしたいのなら、技術や経験が豊富な業者に頼む必要があるのです。

業者と連絡を取る際は、説明がわかりやすく丁寧か、実績は多いのかなどを見極めましょう。極端に低価格な見積もりを提示するなど、相場に合っているか疑わしい場合は複数の業者で相見積もりを取るのがおすすめです。悪徳業者に騙されないよう、契約は急がず慎重に決めるようにしましょう。

おしゃれに見える色選びでツートンの外壁施工を成功させよう

ツートンの外壁は、近年人気の高いおしゃれなデザインです。ツートンの色選びに成功するためには、「同系色を選ぶ」「比率に注意する」などのポイントがあります。「ツートンだから高価格になる」ということはないため、好みのデザインがある場合は積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

「菊地塗装企画」は、高い技術力と幅広い経験を持つ職人がそろっている施工会社です。打ち合わせの際は実際のイメージを擦り合わせつつ、気になる点があれば随時相談しながら決めてまいりますので、デザイン面にこだわりたい方も不安なくご依頼いただけます。しっかりとヒアリングし、お客様と同じ目線で考えて提案いたしますので、ご用命の際はお気軽にご連絡ください。