塗装後のサイディングの隙間が気になる【あいじゃくり】

 

 

こんにちは!

町田市で外壁塗装や屋根塗装を行っている菊地塗装企画です!

2月も残り僅かですね、3月に入ると晴れ間も多くなり春を感じさせるような暖かくなる日が多くなりそうですね😌 そうなるとスギの花粉が大量に・・・想像するだけでもムズムズとしてきます😵

 

さて、これから春を迎え少しずつ暖かくなり梅雨入りする前までにはお家の塗装工事を検討される方も多いのではないでしょうか。

今回は塗装工事中のお客様が多く気にされるサイディングの隙間【あいじゃくり】についてお話させていただきます。

 

【サイディングの種類】

今や日本の戸建て住宅で最も普及されている外壁材であるサイディングですが、大きく素材別に分けると4種類あります。

一般的によく使用されるサイディングは窯業(ようぎょう)系と呼ばれセメント質と繊維質で形成されています。

他にも鋼板を使用する金属系、天然の木材を使う木質系、樹脂でできた樹脂系があります。

(窯業系)デザイン性に優れ、価格が安い

(金属系)耐久性が高くメンテナンスが楽、デザインがシンプル

(樹脂系)色褪せないでシーリングが不要、安い

(木質系)天然無垢のデザイン、こまめなメンテナンスが必要

 

あいじゃくりとは❓❓

 

 

サイディングボードはパネル外壁材で板状のパネルを下から順番に貼り合わせて組んでいきます。

その板状のパネルを貼り合わせていくことでできる横のつなぎ部分のことを【あいじゃくり】と言います。

上の施工写真は塗装完了写真になります。黒く隙間になっているのがお分かりかと思いますが、この隙間が外壁材であるサイディングボードの内側の熱や湿気を逃す役割となっていて空気が抜ける穴となっているのです❗ 「隙間が空いて見た目が悪いから埋めて欲しい」「下から見上げたときに塗装していないように感じる」「水が入っても大丈夫なのか」等々を気にされる方が結構多くいます。

見た目を重視して外壁のひび割れを補修する感覚でシーリングで隙間を埋め、ここに塗膜を被せてしまうと空気が抜けなくなり、膨れや割れの原因の一つとなってしまいます。そのため、構造上必要な隙間であり湿気や熱が抜ける事を想定してあえて塗らないのです。

サイディングの板と板はオスとメスで組んで貼り合わせていくので、上から下へと流れる雨水はサイディングの中には入らない構造になっています。そしてこの外壁材の中には防水紙が入っているので家の中に水が入り込んだり、雨漏りの原因となることはないのでご安心下さい。

【あいじゃくり】新築時には気にならなかったと思われます。 これは5年・10年・15年と月日が経つにつれて次第にサイディング自体の塗膜効果は薄れ、撥水機能も失っていき雨の日の水が含みやすくなっていきます。そして1年を通して暑さと寒さを繰り返し一枚一枚のサイディングは大きく反り上がってしまう場所もでてくればそうでない正常のものも存在するようになっていきます。そのため新たに外壁塗装工事を行うことでその塗料で埋まる隙間と埋まらずに残ってしまう隙間がはっきりと目立つこととなるのです。

 

最後に

ここまでご覧頂き有難うございます。サイディングの隙間【あいじゃくり】が構造上、必要な隙間だということはご理解いただけたかと思いますが、我々塗装のプロフェッショナルからしますと、【美観】とは真逆の問題で正直なんとも心が痛いところもあるのですが・・・

どうしても美観を考えると、目立つ部分のみの玄関付近やお家の正面だけでも隙間を泣く泣く埋めて見た目をよくすることは可能で【あいじゃくり】を説明させていただいた上でご対応はしています。 しかし保証期間内にその部分の剥離や膨れが生じても保証対象外とはなってしまいます。

今回のブログではとくに気にされる方が多い【あいじゃくり】についてお話しましたが、我々専門家にとっても判断は難しいことではあるかと思います。

菊地塗装企画では様々な問題をお家を守るプロフェッショナルとしていろいろな視点で考え、メリット・デメリットをお伝えした中でお客様へご判断していただくよう行っています。外壁塗装でのお困りごとなどありましたらご相談だけでも承っています。お気軽にお問い合わせ下さい🤓