塗装工事前に大切な下地補修について

 

こんにちは!町田市で一般住宅の外壁や屋根の塗装工事を行っている菊地塗装企画です🤓

日頃より弊社の工事看板に掲げている良心的な価格でどこよりも美しくそして丁寧に。

この丁寧な施工とは言っても、その一つの仕事に携わる担当者、職人の想いや姿勢が施工品質に現れて行くものだと思います。

しかしその品質は目に見えてわかるものは少なく、塗装後の経過を見てご理解いただくことがほとんどだったりします。

良い塗装工事の基準、そして最も重要な工事の一つが【下地補修】となります。

塗装工事が終わってしまえば目で見てわかる工事ではありませんが、この下地処理が不十分であると品質の高い塗料を使用したとしても早期に塗膜の剥離が起きてしまったり、その塗料が持つ機能が十分に発揮されずに予定の塗替えサイクルが早まってしまったりとせっかくの工事も苦い思い出として残る方も少なくありません。

この下地補修、下地処理作業が塗装の仕上がりや耐久性に寄与する割合として50%~60%と言われています。つまりは塗装工事の質の良さは下地補修、下地処理の質に大きく左右されるということがお分かりいただけるかと思います。

下地処理作業を大きく説明すると、外壁や屋根などを塗装する前にはまずはじめに旧塗膜に付着している汚れを除去し密着性を高める高圧洗浄作業。

「高圧洗浄」や「高圧水洗」として表現されますが100~150㎏の強い圧力で噴射される水によって洗い流す工程があります。

※外壁洗浄工程

※屋根洗浄工程

 

そして、ヒビ割れの補修作業。モルタル壁のヘアークラックと呼ばれる微細な表層部分で留まっている部分に有効な下塗り剤やカチオン系のモルタル樹脂材による【刷り込み】補修工程。たとえ割れの小さいヒビ割れがあったとしても塗装工程だけではその場しのぎとなってしまいヒビ割れの再発が考えられますのでひび割れの中に硬い毛の刷毛を使用し、専用材を刷り込み補修を行います。

※カチオン刷り込み補修

※フィラー刷り込み補修

続いてモルタル壁の構造クラック補修。ヒビ割れが表層部分に留まっているヘアークラックとは区別され、ひび割れの要因が建物の構造の脆弱から起因されると考えられるもの、又はひび割れの幅が0.3mm以上で深部までひび割れが到達していると診断されるものに関しての下地処理。このような幅の広い構造クラックがある場合には上記の刷り込み補修を行ったとしても微細な地震などの要因でひび割れが揺れ動き再発する可能性があるので弾力の強いシーリング材をヒビ割れ内部にしっかりと充填します。ヒビ割れ内部にしっかりとこのシーリング材が充填されるようあえてダイヤモンドカッターなどの工具を使用し、ヒビ割れの幅を広げる手法をとります。処理を施した部分はミミズ腫れのような補修跡が目立ってしまうので補修跡を最大限に目立たないようにするため元々に近い模様、肌合わせ補修を行うことで美観的を良くしていきます。

 

※施工前

※専用工具によるUカット

※清掃後、接着材を塗布

※シーリング充填

※モルタル盛り付け

※接着材、シーラー塗布

※模様合わせ

※補修完了

続いて弊社が標準仕様として行っているHSS工法、ヒビ割れに対してハンドスムーサーで1液微弾性エポキシ樹脂を充填するダイレクト注入工法です。ヒビ割れ幅が0.3mm程度であれば10~20mmの深さまで確実に充填されます。また補足充填によって30mmの深さまで一度に圧入することができるのでヒビ割れ箇所への防水処理をノーカットで施すことが可能となります。上記にある従来のUカットやVカットによる補修は【確実性が高い】というメリットがある一方で補修跡が目立ち、美観の面で資産価値を保ちにくいという欠点もありました。補修跡を残さず確実な補修が可能なこちらのHSS工法はすべてを解決できます。

※施工前

※スムースエポ充填

※スムースエポ充填

※補修材拭き取り

わかりやすい施工の写真を使用して下地補修、下地処理の一部をご紹介させていただきました。

その他にも最近多く耳にするヤグチ技工さんから出ているTNC工法(テクスチャーノンカット工法)専用の補修テープを貼り抜群の防水機能を発揮するといったクラック補修は【Uカット+シーリング】という固定概念を覆すかのような補修の概念を変える新発想な補修材や屋根でいえば部分差し替え、張り替え補修、タスマジックによる強力な補修、鉄部などの研磨作業にしても1種~4種の種類があり軽めに目荒しを行ってからする方法からディスクサンダーを使用したり剥離剤やブラスト法を用いた旧塗膜を徹底的に除去してから塗装を施す方法まで様々な方法があります。

 

※ ディスクサンダーケレンの様子

ケレン2種に部類する下地調整作業

 

※スレート屋根のタスマジック補修

 

まとめ

最後までブログ記事をご覧いただき有難う御座います😌

建物のヒビ割れが起きる原因として下記が考えられます。

1. 経年劣化

2. 施工不良

3. 車や電車などによる振動

4. 地震などの天災

5. 住まいの構造的な問題

ヒビ割れ箇所、ヒビ割れの大きさなどによって補修方法は大きく異なります。最初にお話させていただいた通りで下地補修作業は塗装の仕上がりや持ちに寄与する割合として50%~60%とされていて最も重要な工事の一つとなることが実際の補修写真を見てお分かりいただけたかと思います。

しかし、塗装工事が終わってからすぐではその下地補修作業の重要性という部分ではなかなかわかりにくいことからひび割れの表層だけを安価で簡易的な補修で済ませてしまったり、十分な補修作業を省きそのまま塗膜を塗りつけヒビ割れの再発どころか症状が悪化し、再度きちんとした工事が必要になることすら考えられます。

近年、一般住宅で使用される塗料も高性能な塗料が開発されるなかでその塗料の機能や性能を十分に発揮させ安心安全な住まい作りをするためにも塗装以前に【下地補修】にもこだわりを持てる、重要性をお互いに理解した上で失敗のない工事にしていただけたら幸いです🙇

ヒビ割れも一つ、住まいの建物は様々な形でSOSを出して知らせています!

そのまま放置していまい、なにか異常が出てからでは工事費用も膨らみ数年早ければ・・・なんてことも😢

些細な疑問、不安など是非菊地塗装企画に是非ご相談ください💁‍♂️ 住まいの建物診断・見積り完全無料にて承っております❗❗