カラーシュミレーションの実際/色選びを大成功させるために

こんにちは!町田市で一般住宅の外壁や屋根の塗装工事を行っている菊地塗装企画です😊

今回はいざ、外壁や屋根塗装を行う際にほとんどの方が悩まれるお色のことでわかりやすく解説していきたいと思います。

新たに塗装工事をしてまた更に10年15年と長く大切なお家に住み続ける上で外壁や屋根のお色を決めることはとっても大切な決断になることとなりますが、長期に渡って新たなお色と【付き合う】【目にする】ものですから毎日が楽しくなるような、ついお家に帰りたくなるようなそんなお住まいに生まれ変わらせたい❗と皆さまがお考えかと思います。

だからこそ弊社では担当の専門スタッフがお色選びに対してじっくりと時間をかけてサポートし、ご要望をお聞きした上で何段階かに分けて楽しいワクワクするようなお色選び、塗装工事にできればと考えております😆

塗装工事を行う上で本来楽しい工程の一つである【お色選び】ではありますが実際のところ難しさや不安もあるのが正直なところ。

事前にお色選びを行う工程やカラーシュミレーションの特徴を少しでも理解しておくことで、失敗や後悔のない満足度の高い工事を実現することができます💁‍♂️

色は見る人によって、受け取る感覚にも違いがでてくるもので、「現状では薄いアイボリーだけど今回は落ち着きのあるモダンな感じで色分けもしたい」「目立つ明るい色にしたい」「どんな色が合うのだろう」「この組み合わせだとどんな感じになるの?」こんな時に活用されるようになってきているのが【カラーシュミレーション】です。

外壁や屋根のお色はお家の顔。迷うことは当然で、お店で洋服を試着してから購入するように、お家の外壁や屋根もお色を試着させることができ、ご自身の好みの色、家族のみんなが好きな色、街並みに合わせた色、どんな色でも何度でもお家にお色を試着できることを可能にするのがこのカラーシュミレーションであったりします👏🏻

 

外壁や屋根の色の決めていく方法

1.色見本帳

一番スタンダードな方法として使われているのがこの見本帳です。

標準色として各塗料メーカーカタログに掲載されているものや日本塗料工業会から発行されている色見本帳など近似色を検索できるものとなっております。

色見本帳には必ず色番号も添付されていますのでこの色番号をメーカーに注文することでそのお色が届くのも特徴としてあります。

弊社ではまずはシンプルにお好みのお色を見つけたり気になるお色をいくつかピックアップできるようにと色選びの一つとして使用しています。

2.塗り板

施工会社が独自に製作するものもありますが、一般的にはA4サイズの板に塗装をしたものとなります。

色見本帳とは異なる部分が、実際に塗装したときの色味に近い色が出るというところです。色だけではなく塗膜の質感も手触りでわかるところはメリットの一つとなります。それだけではなく、日に当たり方による違いを知ることがでますので実際にお家の外壁にあててみて違いを見ること等にも使えます。

弊社では、リアルな色・材質・艶感など仕上がりに一番近いイメージを掴めることから最終的にはこちらの塗り板を使って決定していく流れを取っています。

 

 

 

3. カラーシュミレーション

カラーシュミレーションとは、専用のソフトを使用してパソコンなどの専用機器に外壁や屋根を塗装した状態を作り出せる方法となります。

その場で何度でも色の試着ができる点、複数の色に分けて行うことも可能で比較するだけでもイメージを膨らませることができます。

しかし映像によるものになりますので、万能というわけではありません。光の加減によるものなどは再現しきれないところもあるので注意が必要となります。

弊社ではお色の配色バランスを映像で確認を行ったり、お家を周りの景観と合わせた全体像をイメージしやすくするために使用しています。

この上記三種類の方法を使用しながら大まかに色を決めていくところから細かなお色の配色部分を含めてじっくりと打ち合せを行います。

 

 

 

事前に知っておきたいお色選びの注意点

1. 色の面積の効果

実際のお色選びの際には色の面積効果を意識しなければなりません。人間の目は想像以上に正確なものではなく色々な条件影響を受けています。

その色の面積効果とは明るい色を小さな面に塗装をし四隅を見ると暗く見え、反対に暗い色を広い面に塗装をすると四隅がくすんで見える。

面積効果とは人間の脳が引き起こす錯覚にあります。目の構造が影響して周りの影響を受け明るく見えたり暗く見えたり面積効果を引き起こします。

 

2. カラーシュミレーションの見え方について

パソコンやスマートフォンの映像上の色が実際の色と正確に一致しないことが原因で多少異なる場合があります。

ディスプレイの種類や設定、照明条件などによっても異なるためあくまで全体の仕上がりをふんわりとイメージするものとして活用しましょう。

太陽光や周囲との調和も考慮しながら、最終的には塗り板サンプルにて最終判断をし専門スタッフの意見を参考にされて下さい。

 

3. 反射率の関係

太陽の光の多いときと少ないときでも見え方が異なってくるので注意が必要です。

晴れ間の日、曇りの日、昼間か夕方かなど想定していた色と違った印象の仕上がりになることもあるので知っておきましょう。

 

4. 近所との景観や調和

地域では景観を守るために周囲との調和が規制されている自治体もあります。

近隣住民の反感を買うような色選びをしてしまうと色の塗り直しなど余計な出費がかかってしまうことも考えられます。

周りの景観になじむお色を是非見つけてみて下さい。

 

5. 日当たり、湿気、排気ガスなどによる外的影響

日当たりが良い場所は色あせが起こり、湿気が多い場所にはカビやコケが発生しやすくなります。また立地条件によって大通り沿いや車が頻繁に通る場所などは排気ガスや埃などによって外壁の汚れが目立つととも。

また赤や青など原色に近い色ほど色あせが目立ちやすく、色あせしやすい色となります。

日当たりが悪く湿気が溜まりやすいコケやカビが生えやすい場合には艶有り塗料を選択して軽減することも可能となります。

 

6. ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラー

外壁や屋根のお色はお家の印象を決め、住んでいる人の印象にも繋がります。

ベースカラーとは建物全体の70%の面積を占める色でお家の基本的な雰囲気を作り出します。

アソートカラーとはベースカラーに対するお色のことでベースカラーを邪魔するようなお色であってはなりません。ベースカラーを強調したり補助するお色であることが求められます。

アクセントカラーとは差し色のことで雨樋等の付帯部分だけ違うお色を使うといった方法はアクセントカラーの上手な使いかたと言えるでしょう。

全体の5%未満の使用をすることで個性を出してもベースカラーを潰すことは無くなるでしょう。

このように色の組み合わせ、バランスを重視して好みのお色に近づけることがとても重要となります。

 

上記は外壁や屋根のお色選びをする上での失敗や後悔をしない方法でもあります。

実際のお色選びで好みの選んだお色が様々な条件によって想像とかけ離れてしまい、後味の悪い工事になってしまうことが希にあります。

事前に起こりうる可能性を知っておくことでさまざまな対策をすることができ満足度の高い工事が実現できます。

 

お色選び前後にやっておきたいこと、できること

1. 実際に施工した物件を見学し、同じ色または近似色で塗った家をとにかく見る

お色の見え方は外壁材の種類や柄(サイディングかモルタルかALCか等)によっても見え方は違ってきますが、参考になる物件を見たり実際にイメージする配色をされているお家の画像を保存しておくことで、担当スタッフにも要望が伝わりやすく色味の認識違いなどを減らすことができます。

とにかく実際の物件や画像、拾い画像でもいいので事前に見ておくことで想像力もつき素敵なお色を使った好みのお家になること間違いなしです。

 

2. 工事が始まって施工中でもこまめに進行状況を直接ご自身の目で確認する

工事は日中に行うため、なかなかお仕事で外出しがちな場合には工事の状況を確認できずお任せします!なんてことも多くあるのですがやはり途中経過もきちんと見て実際の塗装しているお色に違和感を感じた場合にはすぐに担当の職人・スタッフに確認しましょう。

施工会社によってはイメージの違いなどでお色を変更する際には再度塗料代、手間代を支払って塗り直しすることもありますが、期待と異なるお色の見え方をしている場合には早めに問題点を発見することで修正の余地が生まれ、費用も最小限で抑えることができるほかにも万が一施工会社に落ち度のある失敗であれば基本的には無償で対応してくれることが多くなることでしょう。

 

カラーシュミレーションと実際の仕上がり

シュミレーション画像

施工完了写真

使用されているサイディングの柄に合わせて元々も色分けがしてある状態でした。

一色が愛犬であった柴犬に似たお色だと好んでいただき実際も素敵な配色で大変お喜びいただけました😆

シュミレーション通りに仕上がりましたが、撮影時の天候の違いで見え方が多少異なる部分も確認できます。またシュミレーションでは伝わりきれない塗膜の光沢感も実際のところは良く感じられます。

 

シュミレーション画像

施工完了写真

こちらも元々、軒天井部分と外壁部分によって色分けがされてある状態でした。

グレージュをベースカラーに雨樋等の付帯部分は極力目立たせたくないとのご要望でしたので外壁色との同色でご提案いたしました😇

軒天井はもともとは濃彩色が使用されていましたが、今回はアイボリー系統のお色をお選びいただき、玄関先や全体的なバランスを見ても明るく綺麗に仕上がりました!

こちらもシュミレーション画像と大差はありませんが、光の当たり方の問題や映像上に新しい色を乗せる場合にお色によっては暗くみえてしまったり明るく見えてしまったりと100%全く同じにすることは難しいケースもあります。

 

シュミレーション画像

施工完了写真

こちらも色分けはほとんど新築時に合わせる形で行いました。中段の帯板はあえて強調させたくないとのご要望でしたので上段の外壁色と合わせたお色で行いました。1階部分のサイディングは元々の柄を生かしたクリヤー塗装も検討していたようでしたが・・痛みの具合から厳しい状態でしたので極力柄を生かせるお色の中からお選びいただき大変喜んでいただけました。

全体的にシュミレーション画像の方がくっきりはっきりしているように見えますが、こちらも時間帯によって暗く濃くも明るく薄くも色々な見え方をしています。 また実際に見てもこの画像とはまた違っているようにも見えます。

 

まとめ

最後までこの記事をご覧いただき有難うございます🤓

せっかく行う外壁や屋根の塗装工事、お客様が理想とするお家創りを実現するためにあらゆる方法を使ってお色選びを行っています。

それはお家のお顔である外壁や屋根のお色選びは本来楽しくワクワクするものにも関わらず、不安を抱え実際には失敗や後悔をしたと耳にする機会も多くあるためです。

カラーシュミレーションを賢く使用することでお家のお色選びはぐっと理想のものに近づきます😌❗

ここでご紹介した内容に気をつけつつカラーシュミレーションで色々な色を着せ替えして楽しみながら行ってみましょう😆❗

菊地塗装企画では今まで培ってきた経験をもとに様々な角度からのお色選びを行うことができます🙇

初めての外壁・屋根塗装でご不安な方、2回目以降の外壁・屋根塗装でもう失敗をされたくない方、お色のことで少しでもお悩みがある方は是非お気軽にご相談ください💪🏻

菊地流にお家をコーディネートしたい❗や菊地色に染めて欲しい❗など喜んでお受け致します笑 

町田市で外壁や屋根の塗装工事における色選びは菊地塗装企画へ🤝