付帯部下地処理のこだわり/下塗り2回塗りの訳とは

こんにちは!町田市で一般住宅の外壁や屋根の塗装工事を行っている菊地塗装企画です😌

町田市内でも代表を務めながら今尚、現役の職人として現場に携わっている方はなかなか少ないのではないでしょうか。

そう、私菊地は自分の目で見て今まで培ってきた経験をもとにそして自分自身の手で自慢の技術で現場に携わっていたい。

そんなこだわりを持つ THE 職人。です😅

なので口下手で営業としては至らぬこともあるかと思いますが、この場を借りてご承知おきくださいませ🙇笑

経歴など簡単にご紹介もしておりますが、過去には有り難いことに携わった親方・社長・仲間に恵まれ某地域ナンバー1のリフォーム会社で営業や施工の管理などさまざまな勉強・経験をさせていただき現在に至ります。

やっぱり一般住宅の塗装工事と言いましても、ハウスメーカーさんやリフォーム屋さん、ホームセンターと提携している工事屋さん、我々のような地域の塗装店といろいろな形で運営しているわけでして、大きな会社になればなるだけその会社のブランド力がゆえの安心感が大きくなりご依頼するお客様からすれば絶対的な信用をもってご依頼できる部分でもあるのではないでしょうか??

私の考えはシンプルに【現場の数・お客様の数 < 工事の質】です。

100件中の1件ではなく1件1件全てに今できる最高の工事をお届けしたい。そんな思いから、日々工事の追求、勉強をさせていただいています。

つまりは、街中にショールームなどを出店しているお店や大手さんでは目が行き届かないような細部までこだわりを持って実行できる、納得のいくところまで追求できる我々にしかできないことまで完璧なまでに仕上げたい。そのようなスタイルでやらせていただいております😇

そんな良くも悪くも私共のスタイルにご理解いただき工事をお待ちいただいている方、感謝いたします🙇

 

付帯部下地処理について

付帯部とは一般的に大まかに外壁や屋根以外の部位(雨樋、破風板、帯板、水切り..)などを言います。

素材は様々で、鉄製・木製・塩ビ系など部位に分けて使用されているかと思います。

使用される塗料もそれに応じて様々で、鉄製であれば錆止めを木製であれば木部専用材を密着の悪い部分には専用の高密着プライマーをなど、その塗料の性能を最大限に生かすためにメーカーの仕様に基づいて使用することが極当然のように施工されています。

私共はその塗り始める前段階の工程をとても重要視しています。

それは【ケレン(足付け)・脱脂(塗料用シンナー拭き)】です。

ケレン作業は研磨パットを使い、目に見えない小傷を付け塗料の密着性を高める作業として行うことが大前提として行われていますが、その後に行う脱脂作業は弊社でもこだわりポイントの一つとして取り入れています。

脱脂作業をする意味合いとしましては、ケレンでは取り除くことができないチョーキングやほこりなどを拭き取ることで密着力が格段に上がるため美観だけではなくより塗料の性能を高める為にも必要なものとしています。

ケレン作業中です。

研磨パットを使い小傷を付け密着性を高めます。

 

脱脂作業中です。

チョーキングやほこりを完全に除去でき、密着性が格段に上がります。

こちら上記写真が塗装を行う前段階で必要な作業となります。

塗装工事とは想像以上に地味な作業の連続です😅 ただただ塗るだけでは、きちんとした性能、期待耐用年数は参考になるどころか数年で剥がれてしまったり、不具合が生じる危険性もあるのです。

こういった見えない作業、表面上では判断しにくい作業を日々地道にコツコツとできるかで耐久性は間違いなく大きく変わってきてしまいます。

そして、安価で工事を行った結果こういった理解しにくい隠れた作業を省いて進められてしまうなんてことも・・

写真のようにこの下地処理をするのかしないのかでも作業手間はただただ塗る場合と比べても倍近く変わってきますし、場合によっては塗装作業よりも大幅にこの下地処理に時間が掛かってしまうこともおおいに考えられるのです。

そうした下準備があってようやく塗装工事に移行できて美しく、長持ちする塗膜が出来上がっています😊

 

 

 

こちらは、鼻先の板金に錆止め塗布後中塗り作業を行っている様子(左)と上塗後に仕上がっている状況(右)の写真です。

部位的にも足場がなければ正直見えるような部分でもありません。高圧洗浄も疎かにされていて、ゴミや汚れの上から塗装をされてしまっているのをよく見掛ける部分の一つとでもあります・・。

お客様から大満足をいただくことは当然です。同業者や誰が見ても素晴らしい仕上がりや長持ちを実現できてこそ我々の価値が問われることではないのかなと思っております🤔

 

外壁や屋根の下塗り2回塗りを行うわけとは

通常塗料メーカーのカタログを見てみると

【屋根】下塗りは1回~2回と記載されています。これはぬれ感が出るまでを目安に素地への吸い込み箇所がある場合はその部分は増し塗りをして下さい。

【外壁】下塗りは1回と記載されています。塗布量、塗り重ねの乾燥時間、希釈率における目安が記載されていますが、素地の状態、気象状況、施工条件によりそれぞれ多少の幅を生じることがあります。塗料の塗り重ねは所定の塗り重ね乾燥時間を守ってください。(縮み、割れ、乾燥不良、付着不良などが起こります。

※日本ペイント サーモアイシリーズ・パーフェクトセラミックトップG カタログ参照

【屋根について】

一般住宅で多いスレート(コロニアル)屋根に関しては経年の劣化によって苔汚れがある場合にはほとんどが吸水の症状から素地への塗料の吸い込みが考えられますので、2回塗りを推奨することが多いこととなっております。

 

 

 

上記写真はスレート屋根の塗り替えを行った際のものになります。1回目と2回目を比較すると一目瞭然かと思います。

1回目ではまだらになった下塗りも2回たっぷりと塗装することでムラの無い、これで仕上げ?と言って良いほどのぬれ感がでている状態になります。

ここで初めてまさに塗料メーカーの言うぬれ感の出るまで行った下塗り完了状態となります。

大事なポイントは、規定の塗布量まで塗りつける。ことで存分にその塗料の機能が発揮されるといったこと。

必ずしも下塗りを2回!!といったことではありませんが、その場の状況や事前に調査段階で想定をしておくことも重要な一つです。

【外壁について】

こちらは塗料メーカーの標準仕様として下塗り1回の中塗り、上塗りの合計3回塗りとされています。

屋根同様で何度も塗れば良いといったことはありません。

付帯部下地処理のこだわりをご紹介させていただきましたように、外壁のサイディングにも高圧洗浄では落としきれないチョーキングや汚れか付着しているケースが多く存在します。付帯部と違い一つ一つ拭き上げて密着性を高めることは現実的な作業とは言えません。

そのような場合には、シーラーという下塗り剤で一度しっかりとした下地を作ってから通常の下塗り工程に入っていきます。

そうしたことで屋根同様の吸い込みムラがなくなり、標準仕様である規定の塗布量を守った施工ができ塗料の性能も十分に発揮できることとなります。

 

 

写真のご覧いただくと本当に同じ外壁に塗っているものとは思えないほどしっかりとした下地が出来上がっていることがお分かりいただけたかと思います。

こうして、高機能塗料が十分に機能を発揮できるよう下地から綺麗にムラ無く仕上げていくことがなにより重要なことと思っていただけたら幸いです😌

 

まとめ

最後までご覧いただき有難うございます🙇

このブログ記事でもお伝えしたように下地処理や下塗り作業は表面上に見える作業ではありません。

見積りを各社取って見てみても下仕事のことまでもこだわり、お伝えしていただいて理解してご依頼することは珍しいことなのではないでしょうか・・

シリコン・フッ素・無機などグレードはわかっていても、そもそもそのしっかりとした下地が出来上がって無い限りは説明のある高機能な商品にはなりません。

そして施工を行うのは営業ではなく職人です。どれだけのことを理解して意味のある物だとわかって一つ一つ作業を行うか。

施工するのは会社ではなくそこに在籍する職人となりますので、そのようなことも一つ検討材料にしていただきたく思います😊

塗料のグレードはもちろんございますが、とにかく【下地】処理、補修、塗りいずれも完璧なまでに行うことがご家族皆さまの理想に近づくものだと思ってこの先もこれだけは譲れないこだわりの施工でそんなスタイルを大事に進んでいきたいとそのように思います🙇❗

菊地塗装企画は決して激安塗装店ではございませんが、そのようなこだわりを標準施工として1件1件丁寧に作業にて還元させていただいております。

建物診断・見積り・相談こちらは完全無料にて承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい🤓