明日からできる外壁セルフチェック

 

こんにちは!町田市で一般住宅の外壁や屋根の塗装工事を行っている菊地塗装企画です😀

多くの方が建物のリフォームを考えることになった場合にまずは室内環境の改善をイメージされるのではないでしょうか。

それは当然のことながら人は家の中で生活をする事になるためトイレやお風呂、台所周りをより快適に!より便利に!と目的がはっきりしているからだと言われています。

それと対照的に外壁塗装は見た目ぐらいにしかイメージできず、また高価なお買い物となることから15年、20年と住んでいる上で問題がないからと後回しにしてしまう方々が多くいらっしゃいます。

しかしながら、建物を守る外壁や屋根は365日強烈な紫外線を浴び、雨や風にさらされ知らず知らずのうちに様々な危険サインを出しています。      ここで明日から自身で簡単に実践できる外壁セルフチェックをご紹介いたします。

 

①外壁を手で擦ってみて手に白い粉がつかないかチェック✅

 

 

このように手に白い粉はついてきていませんか? このような症状を【チョーキング現象】といい、紫外線や熱などの自然環境による影響が大きく表面塗膜の樹脂は完全に劣化し、防水機能が失われている状態になります。塗装工事の適正時期となり、放置する事によって外壁そのものの痛みに繋がる恐れが有ります。

 

②外壁にコケやカビの繁殖がしていないかチェック✅

 

 

もしこのようにコケやカビが繁殖しいていたらそれは壁が水を吸い込んでいるサインとなります。一概に築年数が古いからということもなく、緑の多い環境の良い場所など地域性の要素も含まれています。軒天井の出幅が短く、雨水の溜まりやすい場所や汚れが溜まりやすい場所など直接的に雨水がよく当たるような場所で多く見られます。また外壁の模様(凹凸)が激しい場合などにもカビやコケは繁殖しやすいと言えます。チョーキングの現象と同様で家の耐久性にすぐに問題があるというわけでは有りませんが、美観を損なうとともに人体の健康による影響などにも良くはなく外壁自体を痛める原因の一つとなります。

 

③外壁にひび割れがないかチェック✅

 

外壁劣化の一つでより気付きやすい症状ではないでしょうか。ひび割れ(クラック)とも呼びます。 お住まいが道路沿いであったり、地震などの揺れや外壁自体の伸縮などによりひびが入ってしまう事があります。特に窓枠周りや外壁繋ぎ部分などに発生しやすく特にチェックが必要となります。       ひび割れのサイズ感としては、髪の毛サイズの細いひび割れから構造クラックと呼ばれる致命的なものまで様々ありますが全てが全てにすぐ対応しなければいけない物でもありません。しかしひび割れの小さなものでも放置する事で次第に広がっていき、場合によっては家の内部に侵入する可能性や雨水を吸水し続けることで外壁自体を痛めてしまいます。

 

④鉄部分にサビの発生が起きていないかチェック✅

 

 

このようにサビが発生してしまうと美観を損ねてしまうだけではなく、家の内部にまで水が浸入してしまったり周囲を腐食させてしまったりという可能性があります。軽いサビであればサビ落としをして再度メンテナンスをすることが可能ですが、重度のサビになってくると体積が膨張して塗膜を押し上げ最終的には金属部分そのものが朽ちて無くなっていきます。安全面を考えても早めの対応をオススメしています。

 

⑤外壁の繋ぎ部分や窓周りなどのシーリングをチェック✅

 

 

こちらのシーリングは壁と壁との隙間や、窓周りと壁の隙間を埋め雨水の侵入を防ぐ役割と、地震などの揺れによる衝撃を軽減させ基材のダメージを少なくさせる緩衝材の役割を持っています。シーリング材そのものの経年劣化が挙げられます。新築時から早いもので5年前後でシーリング材の樹脂が劣化するケースや硬化が進み破断するケースもあります。放置する事で、サイディング材の内部に雨水が浸入し雨水を吸い込む事でサイディング自体の変形や中に貼ってある防水シートの劣化により内部に水が浸入する可能性もあります。塗装工事ではなくサイディングの張り替え工事まで至るケースもあるため早めの対応が必要となります。

 

最後に

一般的に外壁や屋根の塗装工事というと費用が高く、とりあえず問題なく生活できているし大丈夫!とつい先延ばしにしてしまいがちかと思います。実際に工事を考えるタイミングやお願いする業者選び、どんな塗料を使えばいいかなどを考えていくと不慣れなことばかりで面倒だと感じる方がほとんどです。

しかし、前述の通りで劣化の進行する前の建物からのサインを見逃さないことがとても大事なポイントとなります。それは今後住み続ける大切なお家の生涯に掛かるライフサイクルコストを考えても、こまめにメンテナンスをすることで劣化の進行を遅らせることができ最小限の工事で済ませることが可能となり費用面で見ても比較的安価な工事で長期にわたる耐久性を維持することができるのです。

劣化が進んでしまうことにより外壁や屋根としての機能が無くなることもあり、結果として様々な箇所の補修が必要となり費用が大きく膨らむこととなります。雨漏りしてから!外壁材が浮いてきてから!基材の剥落や周囲にご迷惑となってから!では手遅れです。

これが専門業者である我々の言う築10年前後を境にリフォーム工事をお勧めする理由の一つとなります。

まずは簡易的に明日からできるセルフチェックをご紹介しましたが、これをきっかけにしっかりとご自宅の状況を把握するきっかけになれば幸いです。

ご自身でセルフチェックを行う際にはくれぐれも高所以外の安全な場所のみとすることをお願い致します。

菊地塗装企画でも見積り・建物診断は無料にてご対応させて頂いています。プロフェッショナルとして、適切な診断・ご提案を行います。お気軽にご相談ください。

最後までご覧いただきまして有難う御座いました❗❗